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zoom RSS たどりつけた能楽堂。。@粟谷能の会

<<   作成日時 : 2008/10/15 23:58   >>

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08年10月12日(日)13:30〜@国立能楽堂
第84回粟谷能の会 粟谷菊生三回忌追善

粟谷能の会、ブログなり会通信なりを通じて舞台の上で演じる人の「メッセージ」が明示的に発信され、
良い悪いはともかく(←そもそも良い悪いなどない、ですね)自分の思うところと対照できるので、
続いて足を運んでる。
でも相変わらずの無防備な上京、てっきりメグロだと思い込んで新幹線に乗り込み、
東京に着く前から皆様よってたかって指導・誘導いただき無事軌道修正(笑)、中央線にのって千駄ヶ谷へ。

絵馬
また神様の能、なのでいつもどおり筋書き云々は脇において、
目の前に繰り広げられるものを、ときどき沈没しつつ(すみません)ぼんやり聴きながら見てた。
あ、今回席は中正面、なので天の岩戸の出入りはきちんと見えました(笑)
冒頭、ワキが登場したあたりはとてもわさわさしていて「今日はこの先いろいろ出入り、激しいんです」
と予告しているのかな、とも思ったけど見事に収まって一旦、完璧な静寂。
橋掛りにずいぶんと長くとどまってから、翁と姥が現れた。静けさだけでなく、時間の流れも悠久。。

中入後、この顔ぶれだと予想どおり縄文的というか呪術的というか、
情念が過熱・沸騰して噴き上がってくるような囃子方。
かたわら強い意志を持ってそれとは全く関係なく優雅に、精練されて、流していくかのような舞と謡。
って聴こえて見えてましたが、こういう重層的なものって、意図してたんだろうか。
(↑ってそれ以前に、そういうものだったのかどうか確信はない、ほとんど(笑))

木賊
こういう予定調和的大団円な筋書き、ある意味ネタバレ的な筋書きというのは、
見所も無意識に意識のバイアスがかかっているような気がするので、
そこにいたるまでの絶望なり慟哭なり、演じる方も結構大変な気がする(ように思う)。
けど、松若の父はきちんと悲しみの川辺まできちんと降りていって、
松若と二人でまた戻ってきた、と見えました。

どちらも、なかなか演じる方の思考の経路がところどころ伺えた秋の能楽堂、でした。

無布施経
すべては最後の「バツの悪さ」、に収斂。
見ているワタシも同じぐらい、いやその倍ぐらいバツが悪かったです
というぐらい見事な「引き」、だったな。

菊ちゃん(って馴れ馴れしいですね、)の遺影。
思わず合掌。。大槻の入り口で目礼に応えていただいたのは何年前だったか。。

おまけ
絵馬も木賊も初めて拝見。
恥ずかしいけど「木賊」はとくさと読めませんでした、街場育ちだし(←関係ないか)
絵馬、えんま、と読ませるとも知りませんでした。

おまけ−2
明生さんなり能夫さんなり、一番年代が近いのかもしれない。
で、この年代ってやはり一番難しい年代なのかもしれない。
だから見にいくのかもしれない。のか。。

能「絵馬」喜多流
  老翁
 天照大神 粟谷 明生
    姥 大島 輝久
 天細女命 内田 成信
 手力雄命 粟谷 浩之 
   勅使 宝生 欣哉
   従者 御厨 誠吾
   従者 野口 琢弘
蓬莱島の鬼 野村 万禄
  〃   小笠原 匡
  〃   山下 浩一郎
  〃   野村 扇丞
   大鼓 亀井 広忠
   小鼓 大倉 源次郎 
    笛 一噌 幸弘
   太鼓 助川 治

後見 粟谷 辰三、塩津 哲生、佐々木 宗生
地謡 佐藤 寛泰、友枝 雄人、佐藤 章雄、塩津 圭介
   谷 大作、大村 定、出雲 康雅、長島 茂

狂言「無布施経」和泉流
 僧 野村 萬
施主 野村 万蔵

能「木賊」喜多流
松若の父 粟谷 能夫
  里人 佐藤 陽
  里人 佐々木 多門
  里人 粟谷 充雄
  松若 金子 龍晟
  旅僧 森 常好
  従僧 舘田 善博
  従僧 森 常太郎
  大鼓 国川 純、小鼓 曽和 正博、笛 一噌 仙幸
後見 粟谷 幸雄、内田 成信、高林 白牛口二
地謡 井上 真也、金子 敬一郎、狩野 了一、大島 輝久
   中村 邦生、香川 靖嗣、友枝 昭世、粟谷 明生

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 いきなり入りこみまして申訳ありません。「しばがき」様のお名前は以前からネット上で拝見しておりましたが、広瀬川の芋煮会のネタが現れるとは予想していませんでした。地理的・時間的に共有するところがあると思います。
 肝心の粟谷能の会について、「木賊 」はそんなに上演頻度は多くはないので、普通ならば絶対逃さないところですが、ちくしょうめ、今年度は町内会の役員をやらされているので運動会と重なって泣く泣くパスしました。うらやましい限りです。
JSBACH
2008/10/21 01:40
JSBACHさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

木賊、そうですか。残念でしたね。
粟谷能の会は、思考の筋は通っている、と思っているので、
足は運んでいます。
今回もきちんと背筋の伸びた舞台だったと思います。

やんどころない事情(笑)で7月から(能楽堂のない)仙台でお気楽に暮らしており、
ならばと「地場のあれこれ」を「小作農的に地産地消」しながら、
ときどき能楽堂に向け上京しております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

私は先月の「鳥追舟」を見逃し、来月の「半蔀」も見れません(泣)
しがばき
2008/10/22 18:16

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