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zoom RSS 有田正広+一噌幸弘@東京文化会館に 行く

<<   作成日時 : 2008/01/26 01:34   >>

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08年1月25日@東京文化会館(小ホール) 19:00〜
 東京文化会館レクチャーコンサート07−08 「二つの顔」シリーズ
  第4回 東洋と西洋
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フルート 有田 正広
能管等 一噌 幸弘

能楽 : 「音取」 一噌 幸弘
ドビュッシー : 「パンの笛、またはクライシス」 有田 正広
能楽 : 「獅子」 一噌 幸弘
ブラヴェ&クヴァンツ : 「無伴奏フルートのための組曲 ホ短調」 有田 正広
−−−−−−−−
W.F.バッハ : 「フルートのため二重奏曲第2番 ト長調」 有田 正広&一噌 幸弘
J.S.バッハ : 「無伴奏チェロ組曲第二番 ニ短調より」 一噌 幸弘
福島和夫 : 「冥」 有田 正広
一噌幸弘 : 「ヤマカガシ」 一噌 幸弘

東西の古今の笛、にかけては相劣らぬ、もとい世の中の凡人からは遥かに卓越した愛情(笑)と技巧をもつ二人の(初めての)競演。
笛対笛の構図に、これは行かねば、と上野に足をはこぶ。

で、その期待に違わず、
有田 正広はルネサンスフルートから現代フルートまで、曲が作られた当時の楽器によって、
 その曲の背後の匂いと息遣いを再現され、
一噌幸弘は能管で能楽、それに能管、篠笛とその超絶技巧を駆使して、
 西洋の(=平均律の)曲を全く違う趣で再現されておられました。これはいつもどおり。 

それにしても、あれだけいともたやすく平均律を操られると、
普段能楽堂やライブハウスで聴いているワタシ始め能楽系のお客さんは、
 そんなもんだと思いつつ、そんなことできるの?とも思うけど、
初めて能管を耳にされるフルート系のお客さんは、
 能管ってそんなもんだ、と錯覚しますね、間違いなく。

今回の企画は、東洋と西洋、と対置するわりにはあんまりフェアじゃない、
というと語弊があるか、、
 、と対置するわりには「いろんな意味でシンメトリックじゃないもの」、でした。

「進化する」西洋の笛と、頑なに「(1000年近く)同じ姿勢で停まり続ける」日本の笛(能管)
 いわく能管は音量と音色(だけ)、加えて西洋の笛は音程も加わるので、
 (ピタグラスから平均律に至る)音階の進化と音楽の多様性への追従から進化し続けているけど、
能管は特段、凝った演奏機能を追って変化していく必要はない。。
  。。なるほど、わかりやすい。。

今回は、西洋の笛に日本の笛が近寄っていくことで東西を対比・対置させてみる構図。
 早い話、「一噌幸弘の技巧」を以って、
 日本の笛で描く風景と、日本の笛で西洋の音楽にどういう風景を描けるか、
 を見せてもらうプログラム。
  。。まあ、それにとても興味があって足を運んだわけだけど。。

 ちょっと懸念していたのは、
 フルート系のお客さんに「単なるもの珍しさ」的に扱わるんじゃないのか、、
 それはとてもいやな話だな、とか思っていたけど、
 全く余計+失礼な心配にして杞憂、でした。
 
で、こういう「非対称な構図」のなかで何がみえたか、というと、改めて、
フルートをはじめとする西洋の笛の音の、横に広がる液体のような柔軟感と、
能管をはじめとする日本の笛の、縦に空気を切り裂く厳然とした固体感、ですね。

個々の演奏の詳細は割愛させていただきますが、やはり圧巻は、
競演となったW.F.バッハの二重奏曲で、
同じ「ふえ」だから音の相性には疎遠感・違和感はないけど、
性格のまったく違う兄弟の会話のようで、
横に広がる液体と縦に切り込む固体の対比が聴けただけで、もう充分。
縦波と横波のせめぎあいに、完全に身を委ねておりました。

またやってください、是非。

おまけ
東京文化会館。
通勤経路から100メートル横にそれるだけ、だからとても便利、ではあるけど、
そういうハレの場に行く、という高揚感・非日常感にはいたらない、残念ながら。
喫煙場所は外にあって駅の発車ベルまで聞こえてくる、ああ、いそがなきゃ(苦笑)
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ロビーのビールの容器にまで、五線紙が描かれておりました。
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